久しぶりに物凄く書きたいと思いました…!
ドシリアルで意味不明です。表現できてない。
BGMも無しで打ったので、余計文が纏まってませんorz
書くとしたら確実に長編になるので、もし公開できたらここでない場所でこっそり公開します。書くのおそ男だしね!
・シリアスDE天国組。
・ブロローグのみです。
・オチしか決まってません^^
・最終的に悲恋注意。あんはっぴーえんど。
・鬼男君学生です。
・閻鬼閻ぽい…?CPですが受け攻めは特に無し(予定)
・ただのうp主メモ。ごめんなさい。
学パロ要素あり。苦手な方はご注意下さい。
車のクラクションが、大きく僕の耳を揺らす。遠くの方で高い叫び声が聞こえて、それから視界が白くなる。空を飛んでいる、体。僕の手足は振り子のように投げ出されて、白い空に融けた。天にも届きそうな僕の右手は、大きく大きく震えて、それからあっけなく地についた。頭に強い衝撃と、そして街の喧騒が一瞬にして遠くなる。沈んでいく、沈んでいく。瞼が重く沈みこんで、僕の意識はそこで途切れた。誰かが名前を、呼んでいた気がする。(「まさか、また逢えるなんてなあ。」)
目が覚めて一番に飛び込んできた顔。慣れ親しんだ彼、の顔。鼻水をたらして僕を覗き込んでいたそいつが、目を開けた僕に驚いたように目を瞬かせた。黒い髪がずいと近づいて、毛先が頬に触れた。くすぐったく思う前に、その顔の近さに息を呑む。気にした様子もなくそいつは、僕の首に腕を回した。耳を劈くような、どこか懐かしい叫び声がする。「鬼男君生きてた!よかったあああ!」「うるさい!耳元で騒ぐな!」包帯の巻かれた頭に、その声がダイレクトに響き僕の体を揺らす。傍に控えていたナースらしき女の人が、車に轢かれたのだと教えてくれた。下校途中、車の信号無視らしい。なんて傍迷惑な、というか生きててよかった。ずっと付き添ってくれたんですよ、と品の良い笑顔で抱きついたまま離れないこいつを指差されれば、悲鳴を上げる体から無下に引き剥がすことも出来ない。いい加減離れろと名前を呼ぼうとして、言葉に詰まる。(あなたは、)「結構酷い怪我みたいだから、暫く安静にしてろ。だってさ!俺がちゃんと看病してあげるから、一週間宜しく!」どん、と胸を叩いて誇らしげなそいつは、僕の名前を呼んだ。懐かしいような、ああでも元から知っているならば聞き馴染みのあるのは当たり前か。いやでも、僕はこの人を、「鬼男君?」不意に覗き込まれた顔が、あまりにも何も考えていない顔そのままで、僕はそれ以上考えることをやめた。相変わらず隣で僕を呼ぶ彼の声が、どうしようもないほど懐かしさを帯びる。それに知らないふりをして、僕は微笑んだ。(扉の外で、先程のナースが医者と話している気配がする。さっきの態度もやけに腫れ物を触るようなものだった、から、大体分かる。僕の体には大量の管。輸血を止めない管。それから、刻々と僕の生を刻むモニター。)僕は、あと一週間ほどで死ぬらしい。「一週間、宜しくお願いします。」僕が言えば、その人は満足げに笑った。光が反射して、目を細める。終わりの見えた世界は、どうしてこんなにも美しく映るのだろうか。
ぼくとあなたのいっしゅうかん。