ちなみに深刻ではないのでご心配なく!いやダメージは…大きかったけど…ゴフッ(血だあああ)
更新途絶えてて申し訳ないです、ええと、明日には復活する予定でした!(過去形)
本当は今触っちゃ行けないんだけどね…あれ、いつの間にか…あれ…?
少しだけ時間が出来たので、生存報告をば。
それから、うっかり書き始めたら止まらなくなった小説を投下していきます。
完全に狙って書いてる…パソコンオンにしたこと怒られないために狙ったのは認める…^q^
閻魔が乙女なのは仕様です。狙いましたごめんなさい。
なんかこう…プリントの裏に落書いた三角座り(って言うよね?うん)の閻魔が妙にツボってしまって…
さて、じゃあお叱りのメールが来る前に引っ込みます。 笑
スカイプ上がりたくて仕方ないけど…オフにしたまま耐えたぜ…!
明日、予定通り復活できたら皆さんに倣ってブログの注意書きとか投下したい、なあ。
イカ文章。
大王と喧嘩した。
いや、そもそもあれが喧嘩と呼べる代物なのかどうか僕には分からないし、そう呼べばなんと言うか喧嘩という言葉自体に失礼な気がする。大王っていうかあれ、そうかコイツ大王なのか忘れていた。大王イカは然程広くも無い部屋の一角を陣取って細い体を小さく折りたたんでいる。ぶっちゃけ物凄く邪魔だ。おどろおどろしく周りに飛ばしている黒い火の玉も床を擦って記される「の」の字にも飽きてきた。いつまでも三角座りをしたまま動かない大王…ああもう面倒くさい、イカでいいよイカで。以下イカとする。いや、別に洒落じゃなくて。「…いつまで仕事ほったらかすつもりだよ……。」呟いた僕の正論は、丸まった背中には届かずに溜息と消えた。第一に、悪いのはあっちなのだし僕に非は全く無いのにこうも粘り強く落ち込まれるとなけなしの良心、というかこの場合は甘やかし、かそういうものが疼いてしまってタチが悪い。時計の音と、相変わらずの背中からぼそぼそと聞こえてくる僕への悪口だけが響く部屋、爪の先に残ったままだった赤の切れ端をはらりと床に落とした。何度言っても聞かないから、買ってもいいから三着までと決めたのは記憶に新しい。僕の爪の餌食になったこれは、妙にベタベタするあの鞄の中に仕舞い込んであった四着目だ。三着でも色々譲歩してやったっていうのにあの変態イカはその約束を破って、あろうことか僕に「春の新作だよー!」とか言いながら輝かしい笑顔で見せにやってきた。何が春だ花咲いてんのはお前の頭だろ。あの人も、隠せばいいのに開けっ放しの鞄には色違いの三着がしっかり顔を覗かせていて、僕は笑顔でイカごと突き刺すことにした。またつまらぬイカを切ってしまった、が致し方ない。気持ち悪い。セーラー服を引き裂かれたときのあの人の顔はそれはもう、大地獄を宣告された死者かと思うほどにみるみる生気を失って、あれはちょっと吃驚した。そのまま、つまり僕の爪を深く頭に突き刺したままわああ、と泣き出して極め付けに「鬼男君の鬼ー!!」なんて至極当たり前の叫びを残して去っていった。隅っこに。それから、ええと、三十分。鼻を啜る音はまだ続いていて、此方からは見難いけれど手に握られたセーラー服(えんじ色、お気に入りらしい)も相当皺くちゃになっているようだ。ああ、また僕がアイロンかけるのかあれ。いい加減折れてくれれば良いのにと思うけれど、多分それは相手も思っていることなんだろう。僕が一言「すみませんでした」と謝ればまたいつものアホ面に戻るに違いない。僕が謝ればの話だけど。死んでも嫌だ。「……あ、」ぼーん、と低い音が冥府の空気を揺らす。三時を告げる針が振動にぴりぴり揺れて、角に蹲ったままの冠がびくりと顔を上げた。僕はその場を動かないままじっとそれを見つめる。「……さ、三時だ…。」大王が、ちらりと此方を見た。予想通りだったから僕は別段焦るでもなく、かといって何か返すでもなく仕事を続ける。もぞもぞと体を起こして、此方に近づいてくる音がした。僕は飽くまで仕事中を装って、というか実際この人の仕事を片付けながらそれを聞く。「お、鬼男君……今、今何時?」ほら、きた。僕は内心大きな溜息を吐く。「…時計見えないんですか。」「見えるよ!ほら、ね!短い針がさんだよ!」訴えかけるように時計を指す指先と涙の乾いた顔を交互に見比べて、僕は自分に厳しく、という言葉をぐるぐる繰り返す。「…三時、ですね。」「そう!三時!」ぐるぐるぐる。「それが何か?」努めて冷たく言い放って、僕は残りの仕事に取り掛かった。対して大王はガーン、の効果音が降ってきたかと思うほどショックを受けてさっきのような死にそうな顔になっていた。みるみるうちに涙が溜まっていく瞳を、ちらりと横目で見る。ああ、もう、自分に厳しくだろ、僕。「お、おにおくんの…鬼……!」またそれか。大王はぽろぽろと泣いて、それから小さな子供のようにとぼとぼとさっきまで座り込んでいた角に歩いていく。その背中はなんというか、この人本当に大王なんだろうかと疑いたくなる。「鬼男君のばか……お、俺がどれだけ楽しみか…し、知ってるくせ、にっ…!」あーあー聞こえない聞こえない!耳を塞ぎたくなるけれどぐっと我慢して、僕は震える手で書類を書いた。あ、芯が折れた。大王の声がまるで何かの呪いじゃないかと思うくらいダイレクトに耳に届いて、僕のほうも泣きそうになる。ちくしょう、結局いつもこうなるんだ。「鬼男君のばか…。」がたん、と音を立てて歩き出した僕に、視界の隅で目を丸くしているのが分かる。そのまま乱暴に扉を開けて部屋を出て行けば、慌てたような声が聞こえた。それには返事を返さずに、僕は奥の部屋へと向かった。
少しして、コンコンと部屋の扉を叩く。扉を開ければ隅っこに、さっきよりも小さくなって座っている大王。どうやったらあそこまで小さくなれるんだ、流石軟体動物というべきか。「大王、」「っお、おに、おく…!」また泣いてる。怒って出て行っちゃったのかと思った、と僕の服を掴む指は震えていて、そんなことしませんよと撫でる掌も優しくなる。僕も大概甘いなあと思いながら、右手に持ったトレイを大王に見せた。「少し遅れちゃいましたけど…今日はホットケーキでしたね、どうぞ。」みるみる内に輝いていく大王の顔を見つめながら、僕はさっきまでぐるぐるとかき回していた言葉を思い出して苦い思いになった。これを食べたら仕事ですよ、そんな僕の言葉なんて無視してフォークを握り締めた大王がぱくりとそれに噛み付いた。今日のは綺麗に膨らんだから、自信作だったり、する。「美味しー!鬼男君天才!!」にこにこと口いっぱいに頬張る笑顔に、僕はもう何も言えなくなってしまう。分かっているけれど、今日もまた僕の負けなのだ。「ね、はい。鬼男君も一口食べるといいよ!」大王が、フォークに一切れ刺して僕に渡す。たっぷりと蜂蜜の掛かったそれをぱくりと口に運んで、僕は苦々しく口を開いた。「……とても、甘いです。」そんなこと、とっくに自覚している。
BGM:さく/ら/んぼ/キッ/ス(K/O/T/O/K/O)
うっかりなげえ…そして選曲が謎…^q^
最近、貸していた「爆/撃/聖/徳/太/子」が生還したので読み直したら飛鳥熱が再発した。
四回読んで満足してたんだが…もう一回読んでこよう。
ああでも先日奥の細道出発した日だったんだよね…!細道も書きたいよほそみてぃ…!
シリアルな文章が書けない状態に陥っているので、今のうちにこれでもかと砂吐きを書きます。私はやる。